「(社内向け)AWS実践提案道場」参加レポート

この記事を書いたメンバー:

Shinya Kawamura

「(社内向け)AWS実践提案道場」参加レポート

目次

先日、社内で開催された「(社内向け)AWS実践提案道場」というイベントに参加してきました。本記事はその参加レポートとなります。

イベント内容の紹介

AWSからパートナー企業向けに提供されているAWS実践道場というトレーニングがあります。
このトレーニングの内容は求められる要件に対してAWSのサービスを使用したアーキテクチャをグループでディスカッションしながら検討するというものですが、これを社内向けにアレンジしたのが今回のイベントとなります。
社内向けに開催された目的は主に以下の4つです。
 1. 業務利用に限定しないAWS技術に関する知識の底上げ
 2. 要件に適したAWSアーキテクチャ設計の機会提供と能力の向上
 3. 設計したAWSアーキテクチャを理解し、説明できる能力の向上
 4. 技術ワークショップを通した部署横断のコミュニケーション機会提供
ちなみにAWS公式の実践道場に関しては以下の記事が参考になると思います。
AWS主催 実践提案道場に参加して学んだことメモ
ワークショップへの参加人数は総勢20名で、エンジニアだけでなく営業やマーケティングの部門から参加されている方もいたり、このイベントのために関西地区や沖縄から早朝の新幹線、飛行機で東京まで移動してくる気合いの入ったメンバーもいました。

開始前の説明タイム



ワークショップの実施

グループワークは1チーム4名の構成で、A~Eの5チームに分かれて実施しました。
出されたお題はあるWebサービスのアーキテクチャ検討・改善です。
私は普段はSAPのクラウド移行を主な業務にしており仕事の中でWebサービスのアーキテクチャ検討をする機会は無いのですが、AWS認定資格取得のために学習した知識のおかげで「このサービスを組み合わせれば要件を満たせそう」というイメージはなんとなく自分の中で作れていました。
そのおかげで「何も分からない状態」になることも無く積極的にメンバーとディスカッションすることができました。AWS認定資格取っておいてよかった。
ちなみに私はインフラ側は得意なのですがアプリケーション側の話が苦手なため、アプリケーションレイヤーの検討では同じチームのWebサービス開発経験のあるメンバーから頂いた意見が大変参考になりました。

グループワークの風景


発表タイム

グループワークの後は検討したアーキテクチャの発表です。
各チームの発表内容やアーキテクチャに対する質疑応答を聞くのは本当に勉強になります。
検討の時間は1時間程度しか与えられていませんでしたが、どのチームも提案書に使えるのでは?レベルのきれいな構成図を仕上げてきていたのは驚きました。
どのチームのアーキテクチャにも共通していたのはLambdaやDynamoDBを使用したサーバレスな構成でしたが、コストの観点ではサーバレス構成は意外と安くないよというアドバイスもありました。
私はサーバレス構成=コスト削減に直結すると考えていたのですがケースによっては必ずしもそうではないようなので、この点は今後更に勉強していく必要があると感じました。

最後に

普段の業務では実施することのないWebサービスのアーキテクチャ検討でしたが、グループメンバーとのディスカッションの中で様々な気付きを得ることができました。
また、このイベントで初めてお会いしたメンバーともグループワークを通してコミュニケーションを取れたことも非常に良い点でした。
次回も是非参加したいと思います。

企画・運営された方、参加された方、皆様お疲れ様でした!!

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