お名前ドットコムの独自ドメイン名でAWS ACMを使ってSSL証明書を取得する

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榊原慶太

お名前ドットコムの独自ドメイン名でAWS ACMを使ってSSL証明書を取得する

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BeeXの榊原です。本記事はBeeX Advent Calendar 2023 の14日目の内容です。
今日から4日間担当します。よろしくお願いします。


BeeXのカレンダー | Advent Calendar 2023 - Qiita

BeeXのカレンダーページです。

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本日の内容ですが、前にAzure ADとCognitoを用いた認証付きでEC2に接続する記事を書きました。今回はその記事で前提として省略した部分の構築手順を二回に分けて記事化します。


Azure ADとCognitoの認証付きでEC2にアクセスする|基幹システムのクラウド移行・構築・導入支援のBeeX

株式会社Beex(ビーエックス)のエンジニアが執筆するAzure ADとCognitoの認証付きでEC2にアクセスするのページです。SAPなど基幹システムを中心としたエンタープライズシステムのクラウドインテグレーションを専業としています。

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構築するもの

SSL証明書取得まで(本記事)
証明書を紐づけてALBにHTTPS接続するまで(別記事)
AzureADとCognitoで認証するところまで(別記事)

前提

お名前ドットコムで既に自身のドメイン名を取得しているものとし、ドメイン管理はRoute53で行うよう変更を加えます。また、ドメイン検証はDNS認証に設定します。これでACMで取得する証明書の自動更新が可能です。

構築手順

ホストゾーン作成とネームサーバの登録

AWSコンソールのRoute53にいき、パブリックホストゾーンを作成します。

するとNSレコードが4つ表示されます。

4つのNSレコードをお名前ドットコムに登録します。このとき末尾のドットは入力不要です。

しばらく時間をおいてから、コマンドラインで下記コマンド入力します。
名前解決がAWSのネームサーバで解決できるようになりました。
登録後1日以上かかるケースがあるみたいですが、5分ほどで反映されました。

 $ nslookup -type=NS [お名前ドットコムに登録したドメイン名]

# 以下出力結果(一部マスクしています)
権限のない回答:
test-sakaki.com nameserver = ns-XX.awsdns-XX.org
test-sakaki.com nameserver = ns-XX.awsdns-XX.co.uk
test-sakaki.com nameserver = ns-XX.awsdns-XX.net
test-sakaki.com nameserver = ns-XX.awsdns-XX.com

ちなみにSOAレコードを確認してもOKです。
ホストゾーンのSOAレコードと値が一致していればOKです。

 $ nslookup -type=SOA [お名前ドットコムに登録したドメイン名]

# 以下出力結果(一部マスクしています)
権限のない回答:
test-sakaki.com
        primary name server = ns-XX.awsdns-XX.com
        responsible mail addr = awsdns-hostmaster.amazon.com
        serial  = 1
        refresh = 7200 (2 hours)
        retry   = 900 (15 mins)
        expire  = 1209600 (14 days)
        default TTL = 86400 (1 day)

これでドメイン名がRoute53下で管理されるようになりました。

ACMを使用した証明書作成

次にパブリック証明書を作成しましょう。
登録するドメイン名は「test-sakaki.com」と「*.test-sakaki.com」とします。こうすれば「www.test-sakaki.com」や「images.test-sakaki.com」等同じドメイン内の複数のサイト保護ができます。

リクエスト後、作成した証明書のCNAME名とCNAME値が出てきます。Route53でCNAMEレコードを作成しましょう。「Route53でレコードを作成」を押下します。

遷移先の画面でドメインにチェックを入れて「レコードを作成」を押下します。

しばらくすると、リクエストした証明書のステータスが発行済みになります。

これで証明書の取得は完了です!

最後に

今回はお名前ドットコムの独自ドメイン名でAWS ACMを用い、SSL証明書を取得する手順について記載しました。次回記事ではこの証明書をALBに結び付け、HTTPS接続するところまで解説します。(リリースしました。こちらからどうぞ)ここまでお読みいただきありがとうございました。

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技術検証、re:Invent参加、AWS資格全冠のための勉強教材等、幅広く記事にしています。皆様のお役に立てば幸いです。最近は会社ブログメインで記事投稿しています。

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