クラウドでの開発に関われる環境を求めて転職
転職のきっかけになったのは前職でAWSのアプリケーション運用に携わったことです。前職では、主にオンプレミスのアプリケーションエンジニアとして従事していたため、クラウドのアプリケーション運用に関する知識がゼロの状態でしたが、関わっていくうちにハードウェアを持たなくてもインフラを構築できるクラウドに利便性を感じ始めました。また、個人としてフルスタックエンジニアになりたいと思っていたのもあり、クラウドという新しい領域への興味がますます高まっていたのですが、ある日、再びオンプレミスのプロジェクトにアサインされてしまいました。クラウドについてもっと学びたいと思った私は、転職を決意しました。
いくつかの会社をリサーチする中で、特に興味を持ったのが、クラウドネイティブのアプリケーション開発を手がけていたBeeXでした。「今までのアプリケーション開発の経験を生かしながら、クラウドという新しい領域にも携われる」。私が関わってきた領域や興味を持っている領域が、会社と一致していたため、BeeXへの転職を決めました。
各領域で知見が蓄積されているBeeXでの仕事
実際BeeXに入ってみると、アプリケーションとインフラ、それぞれに詳しい先輩が揃っていて、かつ双方間のコミュニケーションも活発なので、どちらの学びも深めやすいと感じました。BeeXのメンバーは、アプリケーションエンジニアとインフラエンジニアの両方がアサインされるようなプロジェクトも行っているため、積極的に知見を共有し合っています。アプリケーションとインフラ、どちらの観点からも的確なフィードバックをもらえるBeeXは、フルスタックエンジニアを目指す私にとっては、まさに理想の環境でした。
先輩たちに助けてもらったからこそ、乗り越えられたプロジェクトもありました。オンプレミスのシステムをクラウドに移行するという内容で、途中まで順調に進んでいたのですが、開発の後半に差しかかった際、想定していなかった要望や条件が追加され、当初の要件定義や設計を見直さなくてはならなくなったのです。ただ、オンプレミスとクラウド、それぞれの領域に関して経験豊富な先輩たちが加わったおかげで、プロジェクトは再度軌道に乗り、完遂することができました。前工程での詰めが甘かったことを反省しつつ、問題が発生してもフォローしてくれる優秀な先輩の存在と、BeeXに蓄積された知見の幅広さを改めて実感したのを覚えています。
資格取得で学んだ知識を実務ですり合わせ
BeeXに入ってからは、クラウドに関わる業務だけではなく、資格取得にも積極的に取り組んでいます。目標のフルスタックエンジニアとして全方位をカバーするには、いろいろな領域での経験を積む必要があるものの、実績がないと案件にも携わらせてもらいづらいのが現実です。だからこそ、自分がどういったことに興味があり、どういった知識を持っているのかを対外的にアピールする上で、資格取得は有効だと考えています。
BeeXには、資格試験の受験費用を全額負担してくれる資格取得援助制度があり、様々な部署のメンバーに活用されています。私も制度を活用したうちの一人で、かなり大きな支出となるクラウドの認定資格取得も、会社に負担していただいたからこそ、積極的な姿勢で取り組めたと感じています。
また、BeeXでは、取得した資格の領域に対応する案件が多いため、学んだ内容はすぐに実務に生かすことができました。もちろん、実務では学んだ通りにいかないこともありますが、資格取得を通して「本来はこうあるべき」という理論と「実際はこうなる」という感覚知を同時に身につけ、知識と実務をすり合わせることができ、資格を取得したクラウドへの理解は一気に深まったように感じます。
経験年数よりも、本人のやる気が大切
エンジニアは、一つの領域で数年単位の経験を積むのが一般的で、別の領域に挑戦するのに長い時間を要することも少なくありません。もちろん、領域特化型のエンジニアになるためには、経験年数を積む他ないでしょうが、私のようにフルスタックエンジニアを目指している場合は、もどかしさを感じることも多いのではないでしょうか。
BeeXでは、経験年数にとらわれず、本人のやる気次第で、エンジニアとしてのキャリアを切り開くことができます。実際、もともとアプリケーション開発をメインで行っていた私も、BeeXに入社してわずか3年ほどで、インフラ基盤の構築やシステム全体の構成設計にまで携わることができています。
自分のやりたいことがある方、かつそれを周囲に意思表示できる方であれば、大きく成長できる環境だと思います。そのような方と一緒に働けるのを楽しみにしています。
今のお仕事
インテリジェントエンタープライズ本部 クラウドネイティブ開発部
入社当初はクラウドネイティブのアプリケーション構築を担当していましたが、現在はさらにAWSの基盤構築や、全体的なシステム構成の設計など、よりインフラに近い領域にも従事しています。
お客様のシステム基盤に携わる、大がかりなプロジェクトも多いため、要件定義や設計といった前工程で、お客様やベンダーと認識をじっくりすり合わせることを意識しています。