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「過去調べたSAP Noteの更新情報がメールで通知が届いた方、いらっしゃいますか?」 筆者は昨年末に本Blog記事「SAP on Oracle既存ユーザーに吉報、Oracle 12.2.0.1がサポート」を査読していたときに参照していたNoteについて、本日下記のようなメールが届きました。今回は「地味だけど便利、使いこなしている人まだ少ないかも」ということで、本TIPSを取り上げてみます。
Note
本機能の有効化に関するNoteは下記になり、更新通知を受けられる対象は incident / Service Messages / My SAP Notes & KBA / System news の4つです。
2530034 - How to enable the email notification function on SAP ONE Support Launchpad
関連KBA
2468675 - How to Configure Notification for New or Changed SAP Notes or SAP Knowledge Base Articles
その他
1292299 - How to get notified when support incidents are updated by SAP – SAP ONE Support Launchpad
2098967 - When are e-mail notifications sent for support incidents
SAP HotNews, Security or Legal Change Notes – Get notified about basically anything
Note更新時の通知機能を有効化する
1.「Manage Notification」を開くと、Support Portalにログオンして、下記の画面が表示され、赤枠のE-Mail通知機能を有効化します。(その横にはまだグレーアウトされていますが、SMSも近々連携できるようになりそうですね。)
2.続いて、My SAP Notes & KBAの横に調整スライダーのアイコン(緑枠)を押下します。そうすると下記の画面がでます。ここでMy Favorites(お気に入り)を有効化することが出来ます。
3.My Favoritesに登録するには、該当Noteを開いて、右上部の★マークをクリックすると、タイトル右に★マーク追記されて完了です。
4.My Favoritesに登録されたNotesの確認は、画面左隅の家のアイコンをクリックして、Launchpadメニューにある「My SAP Notes & KBAs」をクリックします。
なお、タイル上に表示されている数字ですが、以下のノートのボリュームを一目で把握するためのものです。
[Favorites updated お気に入りが更新された]:前回確認した後に更新されたお気に入りノート
[New 新規]:前回アプリケーションを開いた後にリリースされた関連重要ノート
[Updated 更新済]:前回確認した後に更新された関連重要ノート
注:以前アプリケーションを開いたことがあり、検索条件をデフォルト検索として保存している場合は、その条件に一致する新しいノートの数もタイル上に表示されます。
5.My Favoritesタブをクリックすると一覧で確認することができます。
なお、Expert Searchタブをクリックすると、詳細選択条件を設定し、その条件に該当するNoteを選ぶことも出来ます。こちらはエキスパート向けの機能となります。詳細はこちらの日本語Helpを参照して下さい。
また、メールでの通知以外にログオン初期画面の上部にラッパのアイコンがあり、こちらからも更新通知を閲覧できるようになっています。
My Favoritesに登録していないのに、Notes更新のメール通知が届いた
筆者もこのパターンで本機能に気づきました。
E-Mail 通知機能自体はDefaultで「ON」のようなので、直近閲覧した履歴をもとに更新通知されたのは間違いないのですが、My Favoritesに追加設定した記憶がありません。現場のコンサルタントに聞くと、同様のケースに遭遇している人がいました。
Launchpadのタイルメニューには直近の閲覧履歴に基づくデータが表示されていることから、これらの指標に基づいてメール通知がなされているかもと考えましたが、実際にテストするのが困難なため、そこまで追い込むことができませんでした。(機能自体がどんどん進化していますので、まずは明示的にNote No.を指定したり、各種選択条件設定こちらから利用して、感覚をつかんでからというのがよさそうです。)
何かわかりましたらこちらの情報Updateさせて頂きます。
追伸:
去年から、SAP社より「次世代サポート」と銘打って、今回取り上げた機能の他に、様々な機能拡充が行われています。
SAP Note機械翻訳の結果が簡単に閲覧できるようになったり(*注1、コンテンツ次第ではありますが、SAP用語が強いのは当たり前として、構文解釈とかGoogle翻訳よりもいい感じだったりします。)、外部検索エンジンの使用も直近可能になっていますので、使いこなし次第で現場で十分役に立ちそうということで一度試されてはいかがでしょうか。(*注2)
*注1:JSUG テクニカル部会資料(閲覧には会員ID必須)https://jsug.smartseminar.jp/public/file/document/download/2184
P13-16をご覧ください。
*注2:SAP Blog 次世代サポート – セルフサービスおよびインシデント予防https://www.sapjp.com/blog/archives/18779
ナレッジベース:https://support.sap.com/ja/my-support/knowledge-base.html
Google、Bing、Yandex などの検索エンジンで SAP サポート技術情報 (KBA) のプレビュー版を確認できます。
ヒント: 検索語句に “KBA” という言葉を含めると、検索結果の関連が大幅に向上します。
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