目次
先週生まれて初めて一番高いLEGOを買いました。(LEGO21322)。
あまりの大きさにビビった高良です。
FSx for WindowsUpdate!
待ちにまったオンライン拡張機能がFSx for Windowsに実装されました!これまでFSx for Windowsはファイルシステム作成後、動的なサイズ拡張ができないためユーザからは使いづらいという声がありました。
本日のアップデートによりオンライン状態での拡張およびスループットキャパシティの変更が可能となりました。
やってみた!
それではさっそくやってみましょう!FSxはADが必須になるため使用するまでにすこーし手間がかかります。事前準備はスキップします。
事前準備
・AWS AD作成
・WindowsのEC2作成
・EC2をAWS ADに参加
・FSx for Windowsを作成
・EC2にドメインユーザでログオンしてマウント
1.オンライン拡張の検証
2.スループットキャパシティのオンライン変更
1.オンライン拡張の検証
公式ドキュメント-Managing Storage Capacity
事前準備をすっ飛ばしてFSxにマウントした状態です。
32GBのSSDをZドライブとして割り当てています。
適当にファイルを置いときます。
ここでFSxの画面を開きます。「Update」という文字がありますのでここからオンライン拡張ができます。
拡張の方法は%またはサイズの指定から選べます。拡張できる最低サイズは現在のサイズから1割となります。画像にもありますが、32GBのSSDを拡張する場合、拡張可能な最低サイズは36GBとなります。
36GBに拡張してみます。サイズを指定して「Update」を実行するとサマリーの画面に戻ります。「Updateing to 36 Gib」となっています。4GBの拡張にかかった時間は4~5分です。
拡張が終わるとFSxの画面も36Gibに増えています。
PCのほうも見てみると容量が増えているのがわかります。
再マウントなどせずにファイルシステムが使ます。
サイズが拡張した後は最適化が走ります。最適化にかかる時間は計測していませんが、最適化中に拡張作業はできません。
ファイルシステムは拡張はできますが、戻すことはできません。その点ご注意ください。
2.スループットキャパシティのオンライン
公式ドキュメント-Managing Throughput Capacity
次はキャパシティの変更を検証してみます。
スループットキャパシティの変更中は、ファイルサーバを切り替えるため、シングルAZで構成したFSxではファイルシステムが数分間使用できなくなりますので注意が必要です。マルチAZ構成であれば自動フェイルオーバ、フェイルバックにより影響は受けません。
現在設定しているスループットキャパシティは8MB/sです。
8Mb/sから16Mb/sに変更します。
変更中にアクセスするとエラーがでます。変更までにかかった時間は10分弱です。
進捗状況はUpdatesタブから確認ができます。
16Mb/sになりました。
OSからもアクセスできるようになっています。
3.まとめ
去年の10月頃はFSxは中途半端なファイル共有サービスだと感じていました。
マルチAZはレプリケーションDFSを使用、SSDしか選定できない、オンライン拡張もできない状態でした。
しかし今日までにAWS独自のマルチAZ構成、HDDタイプの選定可能、
そして今回のオンライン拡張およびスループットキャパシティのオンライン変更が実装されたことでFSxが魅力的なサービスへと生まれ変わったと感じています。
可用性、コストメリット、拡張性を備えかつオペレーションも楽になったAmazon FSx。
このブログを通してFSx使ってみたいと思う人が増えると幸いです。
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