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re:Invent初参加
今年初めて、re:Inventに現地参加しています!英語力が底辺の私にとっては楽しみながらも超緊張の毎日なので、今回は少し殻を破る挑戦をしたことを胸に刻むべく、記事にしようと思います。
せっかく現地参加しているので
さて、日頃私はデータプラットフォームをテーマにお客様システムのデータ収集、変換、活用をご支援しているのですが、技術スタックとは別に現地での経験を今後の糧に、そして持ち帰るを個人的なテーマとしてラスベガスにやってきました。セッションに参加して鮮度の高い情報をインプットすることももちろん重要ですが、世界のエンジニアと触れ合うことはまさに今しかできないことなので挑戦してみよう!ということでいくつか参加者で会話するセッションがないか調べていました。いきなりBuilders' Session(1人のAWSエキスパートと少数の参加者でディスカッションしながら行うWorkshop)に参加するのはハードルが高い・・・と思っていたところ、レクリエーションとして開催しているAWS BuilderCardsなるものが開催されていることを知りました。
BuilderCardsとは
AWS BuilderCardsとは、AWSが提供しているカードゲームです。カードゲームを通して、様々なAWSサービスをどのように連携して、well-architectedなワークロードを構築するかを学習することができます。ルールについて、前述のリンクに詳細が記載されていますので、そちらをご確認いただくのが正確です。ただまさに私がとても、とても苦労したポイントなのでネタバラシはしないのですが、ゲームの流れは以下となっています。
- 4人でゲームをプレイ- 各自の担当ロールを決める(ロールに応じてゲーム内での特殊能力的なものが得られます。)
- Marketplaceと呼ぶ山札からBuilder cardsというAWSサービスが書かれたカードをドローし、Builder cardsをコストに合わせて購入
- Starter cardsというオンプレミス環境のカードを徐々に減らしていき、Well-Architected cardsを獲得していく
- Well-Architected cardsのポイントを一番多く集めた人が勝ち
- ゲーム時間は大体1時間程度
ルールを予習せずいざ参加
カードを使ってWell-Architectedに基づきアーキを組めば良い、よしいける!と概要だけ把握して早速単身乗り込みました。各テーブルにAWSの方がコーチでついてくれることは分かっていたので、まぁなんとかなる、の精神でのぞみました。
が、結果は散々・・・
日本人は私1人、AWSの方、パーティーメンバーは全員アメリカの方ということでもちろん全て英語のコミュニケーションとなりました。最初は必死にどこからきたの?とか今日は既に1万歩歩いたよ、とか世間話ができていたのですが、最後は頭がパンクして黙りこくってしまいました。失意のどん底で写真を取ることも忘れていたぐらい、今回の挑戦は大惨敗という結果となりました。。特に苦しかったな、と感じたことは以下の点です。
- ルールが理解できなかった。流れはなんとなく分かったが、特にコストを意識してBuilder cardsを購入すること、どのようにBuilder cardsを組み合わせるのかが本当に理解できなかった。(そして途中で思考停止しました。)
- 私がルールを理解していないことを悟ってAWSの方、パーティーの仲間が熱心に身振り手振りも合わせて教えてくれました。が、それでも理解できず途中から皆さん諦めてしまいました。(本当に申し訳ない。)
- そんな状況なので、最後は私以外の3名でありがとう、またねーと挨拶しているところに私は入れず。(本当にメンタルがきつかった。)
次回挑戦に向け
ただただ恥をかいて自分の英語力の低さを露呈した形となりました。今思い出しても胃がしめつけられ肩がこります・・・ただきつかった、で終わらすのはもったいないので、次のチャンスに向けてここは準備しておくべき、という事項を自省も兼ねてまとめてみます。
- 参加するコンテンツに対する事前予習は必須
今回ですとルールを事前に把握しておけば、少なくともゲームとしては成立させることができたのではと深く反省しています。私がボトルネックとなりゲームが正常に進行できなかったので、本当に一緒に参加してくれた皆さんには申し訳なかった。。GameDayやBuilder's sessionも同様に、英語力に自信がなければ得意なコンテンツを選ぶ、事前にキャッチアップしておく等が必須です。 - ヒアリング力、語彙力をつける
今回ここが一番足りていなかったと考えています。最悪、聞き取れていればゲーム自体は進行できたのですが、何分なにを言っているか途中から本当に分からなかったことが痛手でした。ネイティブのスピードでおある程度なにを言っているか分かる耳と聞こえなくても自分の中で補完できる語彙力、必須です。 - (全体を通して)声量はいつもの2倍出す
自分が思っている以上に声量が出ておらず、何度も聞き返されることがありました。英語でコミュニケーションする場合は、通常の2倍の声量で会話するということを心がけると、意外と程よいと感じました。実際、発音の問題ではなくただ聞こえないだけ、ということが多々ありました。
おわりに
ただただ、私の情けない体験をつらつら書いてしまいましたが、改めて勇気を出して参加したことは非常によかったと思っています。現地でしか味わえない経験、現地でしか味わえないプレッシャーを肌でヒシヒシと感じることができ、re:Inventに参加することができて本当によかったです。
この苦い経験を忘れないために、また今後re:Inventに参加される方に向けて少しでも参考になれば幸いです。